Scrapbook

クリップボードの履歴を記録して再利用を可能にします（テキストのみ）
Windows+V → コピーしたいテキストを選択 → Alt+C の3ステップ操作
履歴の一覧にWindows標準のリストボックスを用いており、テキストの頭の文字を入力することで、その文字で始まるテキストへ選択が移動します。例えば、Aキーを押すと、A で始まるテキストに順に選択が移動します。（参考: Microsoft Windows キーボードガイド - 7.ダイアログボックスの「Any printing character」）
テキストのみを扱うため、結果的に Word 等でコピーしたときのフォントなどの情報を剥ぎ取る効果があります
スラッシュと円マークの相互変換や、円マークの二重化などの加工機能
ファイルのコピーでファイル名をクリップボードへ自動追加
リモートデスクトップ利用時の文字化け回避機能
Windows XP 32 bit, Vista 32 bit, Vista 64bit で動作確認しています。Windows 2000, XP 64bit でも動くかも。
ソース付き（Visual Studio 2005）。MFC を使用。

Download

2009/May/5

scrapbook-1.02.zip

一時的に無効化する機能を追加しました（タスクトレイアイコン右クリック）。
Cygwin 用にファイル名を変換する機能を追加しました（C:\AUTOEXEC.BAT ←→ /cygdrive/c/AUTOEXEC.BAT）。

2006/Aug/18

scrapbook-1.01.zip

改行除去のニーモニックキーを Alt+L から Alt+J へ変更。

スクリーンショット

使い方

起動するとタスクトレイに常駐し、クリップボードの監視を開始します。Windows+V キーで今までコピーしたテキストの一覧が表示され、次の操作を行うことができます。

コピー: 選択しているテキストをクリップボードへコピーします。
削除: 選択しているテキストを一覧から削除します。
改行→空白: 選択しているテキスト中の改行を空白に変換して、クリップボードへコピーします。
トリム: 選択しているテキスト中の先頭部分と末尾部分の空白・タブ・改行を削除して、クリップボードへコピーします。
\ → \\: 円マークを2つの円マークに変換して、クリップボードへコピーします。ファイル名などをC言語などの文字列中に埋め込みたい場合に使用します。
\ ←→ /: 円マークとスラッシュを交互に変換して、クリップボードへコピーします。ファイル名を、URLとの間で変換したり、Cygwin のシェルに渡したい場合などに使用します。
Cygwin Path: Windowsで通常使われるファイル名と、Cygwin 用のファイル名との相互変換を行います。フルパスのファイル名は /cygdrive で始まるものと変換されます。空白を含むファイル名は、8.3形式のファイル名に変換されます。

扱うテキストの上限

20KBを超えるテキストがコピーされた場合、そのテキストは無視します。また、覚えるテキストの数の上限は100個です。

ファイル名の自動コピー

エクスプローラでファイルをコピーしたときに、そのファイルのフルパス名をクリップボードへ追加します。エクスプローラ上でペーストすればファイルをコピーできますし、メモ帳などでペーストすればファイル名をペーストすることができます。

リモートデスクトップ時の文字化け修正機能

リモートデスクトップ使用時に、たとえば、リモートのPCでテキストをコピーして、ローカルのPCでペーストすると文字化けすることがあります。このような場合に、リモートのPCのScrapbookでテキストをコピーし、ローカルのPCのScrapbookで再度コピーを行うことで、ローカルのPCでそのテキストをペーストできるようになります。（この機能は自動ではありません。操作先、操作元の両方の Scrapbook で1度ずつコピーを行う必要があります。）

機能の一時停止

タスクトレイのアイコンを右クリックして出るメニューから、一時的に機能を停止することができます。リモートデスクトップ利用時は、リモート側とローカル側の両方の Scrapbook の機能を停止するように意図していますが、動作しないことがあります（、クリップボード経由で通信を行いますが、リモートデスクトップがクリップボードを適切に反映しないため）。

アンインストール

レジストリは使用していません（たぶん）。タスクトレイのアイコンを終了して、ファイルを消してください。